こんばんは、ジャック・ジョンソンの歌声が耳に心地よい夜です。
今夜は革命建築士よーこのおすすめ映画をご紹介しますね。


「人生フルーツ」

むかし、ある建築家が言いました。
家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない。


90歳の建築家、津端修一さんと妻の英子さんの日常を追い続けたドキュメンタリー。

修一さんはチェコの建築家、アントニン・レーモンドを師とする日本の建築家で
1960年代日本住宅公団のエースとして団地やニュータウンの都市計画に携わります。

自然に敬意をはらい、自然との共生を目指していた修一さん。
高蔵寺ニュータウン計画の際、造成で切り開かれる山の地形を人々の記憶に残そうと、
建物で尾根を再現した配置計画を立てます。

大きな不死鳥が空に向かって雄大に羽ばたくような美しいフォルムと圧倒的なスケール。
自然と人間との共存を心から願う。
一枚の図面に込められた津端さんの想いをひしひしと感じた私はとても感動し、涙がこぼれました。

しかし実際に完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地でした。
その後修一さんは自ら手がけた高蔵寺ニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめます。


修一さんにとっては罪滅ぼしの日々だったかも知れません。
とにかく手をかけ、時間をかけ、愛情を注ぎながら大切に毎日を育んでいく。
雑木林に佇むふたりの家は、数十年にわたり愛着をもって育てあげた人生そのものでした。

 

 

住まい手の人生の縮図のような場所が「家」。
そこをきらきら輝く希望に満ち溢れる宝石箱のように育てるかどうかはあなた次第。

 

こつこつ、ゆっくり。
人生は、だんだん美しくなる。
人生、フルーツ。

 

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