なぜ「自然が還る」庭をつくリ始めたきっかけ

みなさんのお庭には、どんな虫いますか?
うちの庭にもダンゴムシがいて、せっせと毎日何かを食べては忙しそうです。
木はどうでしょう?
この時期に現れる虫の代表に「イラガ」がいます。
「イラガ」は蛾の仲間で、鮮やかな黄緑色、全身に針を持って少しでも肌が当たるとチクチクと痛みます。

私が個人で庭師を始めた頃、ツバキの木にイラガが大量発生したお庭をメンテナンスする機会がありました。
当時は、虫がいれば殺虫剤を撒くのが造園業の仕事だと思っていた私は、全身完全防備(汗だく!)で殺虫剤を撒きました。
たった一度でしたが、撒きながら吐き気がしてきて、殺虫剤を撒くことにとても違和感を覚えました。

そのことをきっかけに農薬や虫について調べていくと、自然の生態系の中では同じ虫が大量発生しているのは、生態系のバランスが崩れているのだと知り驚きました。
それに、殺虫剤を撒いたお庭には、小さなお子さんがいてツバキの隣にあったミカンを食べる時を想像すると、安全なのだろうかととても心配にもなりました。

その日を境に、農薬を撒くのを止めて、庭も自然の一部として「自然が還る」庭づくりをしています。
人も自然の一部として、植物や虫と共生する庭づくりです。
未来の子どもたちのためにも「自然が還る」庭をたくさんつくりたい!

ちなみに、殺虫剤を撒いたお宅は、その二年後にはイラガが大量発生しなくなり、
木の下でビクビクせずとも花を愛でることができるようになりました。
どんな風に庭を管理して、そうなったかは又次回!